産まれるべくして産まれた天使③👼

こっちゃんが産まれた時の心情

正直にこの日は地獄の1日でした。

無事に産まれ抱っこする前に体重やらなんやらと調べられてるこっちゃん。

体重が約3300グラム、聞いてたよりだいぶデカいな〜

体もめっちゃムチムチしてるな〜

二重線もパッチリやな〜って何の疑いもせず奥さんと話していました。

そしたら段々と助産師さんの雰囲気が変わってきて酸素濃度が安定しないと言っていました。

少し様子を見ても安定せず保育器に連れていき様子見ますとの事でこっちゃんを抱っこできずのまま連れていかれそこから2時間くらい分娩室で待機してました。

何も分からない僕らはそんな事もあるんやなぁくらいにしか思っておらず特に心配もそこまでせず話していました。

助産師さん達にはこの時になんかあるのは気づいてたんかなあと思いました。

すると先生と助産師さんが入ってきました。

いきなり「お兄ちゃんに顔似てました?」なんて聞かれ

「ゆっくり顔も見れてないのでわかりません」と答え、

とりあえず大きい病院に移動して検査しましょうか。的な事を言われました。

曖昧な質問ばかりされ何も分からずそんな大事なんかな?っと一気に不安に駆られました。

とりあえずドクターカーを待っている間入院してる部屋に戻り、奥さんと喋っていました。

僕は何を疑われているかは若干わかっていました。

医療系の勉強をしていた事がありダウン症についても勉強していました。

奥さんにもそれを伝え、まさかそんな事ないやろと信じたくない時間がありました。

唯一撮れた写真を見返し、一度考えるとパッチリした二重やむくみでムチムチな体、顔つき、そう見えてしかたがありませんでした。

最後に搬送される前に奥さんとこっちゃんに会いに行かせてもらい抱っこさせてもらいました。

正直嬉しさよりもダウン症の特徴を探すのに必死やった気がします。

産まれる前には想像もしてなかった現実で感情がポカーン状態でした。

上のお兄ちゃんの時みたいに幸せでいっぱいの産後とは違いました。今考えるとこっちゃんにも奥さんにも悪いなあとは思いますがこの時は頭が追いついてなかったです。

ドクターカーが到着し雨が降っている中、保育器が運ばれていくので大事なんじゃないかとそこで実感が湧きました。あの光景はほんとうにトラウマです(笑)

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