産まれるべくして産まれた天使④👼

こっちゃんが産まれた時の心情

こっちゃんが大きな病院に運ばれていろいろ検査をするから僕は2、3時間後に行ってくださいと言われ、

とりあえず不安でパンパンの頭と体でお兄ちゃんが待ってる僕の実家に行きました。

お兄ちゃんの顔を見ると親の手前耐えましたがいろいろな感情で泣きそうになりました(笑)

少し時間がありましたが食欲もわかず母と祖母と話してました。もしダウン症でも「みんなで手伝って子育てするよ」っていつも前向きな母の言葉と

ボランティアでダウン症の子ども達とよく遊んでいた祖母の「ダウン症の子ら可愛いで」っていう言葉で少し気持ちが楽になりました。

とりあえず何もわからんのにそんなに悩んでも仕方がないって無理やりご飯を食べさせられました(笑)

少しゆっくりしてもう一度お兄ちゃんと別れて1人大きい病院に向かいました。家から30分、やっぱり1人になると色々考える。

その頃は考えても考えてもいい方向にいかない。不安と恐怖感しかなかった。

病院に着き受付をし、NICU(新生児集中治療室)に案内されました。

そもそもNICUって何やねん。っていう感じで聞いたことのない言葉ばかり、いきなり入院や検査の書類を何枚も書かされました。あっこれからここに長期的に通う事になるんやとそこで気付きました(笑)

NICUに入り3時間ぶりくらいのこっちゃんにご対面。

その時には鼻から管や酸素濃度を調べるコードやいろいろと繋がれててビックリしました。

産まれて間も無くで怖くて保育器の窓を開けてちょんちょんって触るくらいしかできませんでした(笑)

そうしてると主治医であろう声の細くて小さい弱々しい若い男の先生がやってきて、いろいろ説明されます。

長々とハッキリしない説明が続きこっちも段々とイライラしていきハッキリ言って説明してくださいって強めに言ってしまいました。

すると染色体異常の可能性がある、いわゆるダウン症かもしれないと言われました。

やっぱりか〜。頭が真っ白。まだ実感がわかず涙も出ず。

いろいろ説明されとりあえず帰る事に。

帰り道、すぐに奥さんに電話。

とりあえずその事を伝え、なにを話してたかそこの記憶が全く無く、ぼーっと運転して奥さんの入院してる病院に帰りました。

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